TECH BEAT Shizuoka 2023

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県内企業と首都圏を中心としたスタートアップ企業とのビジネスマッチングを促す「TECH BEAT Shizuoka 2023」が、2023年7月19日(水)~21日(金)にグランシップ(静岡市駿河区)で開催されました。

今回で9回目を迎えたこのイベント。スタートアップ企業は過去最多となる102社が集まりました。ワクワクするような先端技術が体験できるコーナーもあり、個性豊かなブースが軒を連ねていました。会場ではブースのほか、トークセッションを聴くこともできました。川勝平太静岡県知事のオープニングセッションから始まり、多くの来場者が熱心に登壇者の話に耳を傾けていました。

7月20日は富士市、磐田市、牧之原市、熱海市が出展。スタートアップ企業との交流が盛んに行われました。

“新幹線でわずか60分!”
富士市のブースでは立地の良さをアピール。
ブースにはタブレット端末が置かれ、美しい富士の景色をPR。トイレットペーパー、しらす丼、どら焼きが展示されていました。

富士市役所 産業支援課(松葉主査)とシティプロモーション課(齋藤上席主事)にお話を伺いました。

今回、なぜこのような展示会に富士市が出展したのでしょうか?

富士市の多くは中小製造業ですが、人手不足に悩まされているのが現状です。この課題解決のために、企業のDX化が必要なのです。 富士市は、首都圏のIT企業を呼び込み、企業のDX化をお手伝いしていただきたいと考えています。まずは富士市がどんな所なのかを知っていただくために出展しました。

富士市はなぜ人手不足に悩まされているのでしょうか?

富士市は多くの人口を抱えながら大学がありません。高校を卒業した若者は大都市圏に出てしまい、そこでの就職を選ぶこともあり、残念ながらUターンに結びつかないことも多いです。そうした理由で人口減少問題、働き手不足の問題を抱えているのです。
それらを解決する1つとして企業のDX化が必要となるのですが、多くの中小企業は方法が分からないのが現状です。スムーズかつ効果的にDX化を進めるために、ぜひ、スタートアップ企業に助けていただきたいと願っています。

展示物のどら焼きに興味をもつ来場者がいらっしゃいました。
どのような意図で、どら焼きの展示をしたのでしょうか?

どら焼きの生地に練り込まれている新素材、CNF(セルロースナノファイバー)をご紹介する糸口として展示しました。CNFは植物由来のセルロースをナノサイズまで解きほぐした極微細の素材です。富士市が誇る紙産業から生まれた素材で、食品や化粧品に応用されています。CNF入りのどら焼きは、これまでにないしっとり、ふわっとした食感で、賞味期限は従来品より長くなりました。今後はスタートアップ企業と市内企業のタッグによる、新しいテクノロジーやサービスが生まれることも期待したいです。

首都圏のスタートアップ企業にとって、移住はハードルが高いと思いますがどのようにお考えでしょうか?

いきなり移住していただきたいとは思っていません。首都圏にお住まいのままで構わないと考えています。富士市は新幹線で約1時間。東名、新東名高速道路もあり、交通の便が良いというメリットがあります。首都圏のオフィスにプラスして、副業、兼業として富士市にも拠点を作りませんか?とご提案しています。新幹線の駅、新富士駅の商業施設ASTY新富士内にはWi-Fi完備のコワーキングスペースもあります。そこを拠点にビジネスチャンスをどんどん広げていただきたいです。

富士市でのビジネスを検討していただくために、富士市では他にどのような取り組みをしているのでしょうか?

東京秋葉原にて、ビジネス交流会を定期的に開催しています。富士市内企業と首都圏企業をつなぎ、マッチングの機会を創出していますので、お気軽にお申し込みいただければと思います。

ぜひ、1社でも多くのスタートアップ企業の皆様に、富士市でのビジネスチャンスを視野に入れていただければ嬉しいです。