【連載企画】富士市の副業・兼業人材活用の事例紹介 第1弾!

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常葉大学 経営学部 小豆川ゼミ(3年)は、富士市の副業・兼業人材の活用の取組について、「副業・兼業の利用を促進する機関・支援者」と「副業・兼業を活用・実施した企業・人材」について、インタビューを実施しました。

今回は、富士市における副業・兼業人材の活用を事例集にして発信します。
今回は事例紹介の第1弾です。

副業人材を活用した企業へのインタビュー

脇役商品株式会社(松本産業)
新事業のさらなる発展を、副業・兼業人材とともに

事業内容 工業部品を取り扱う商社におけるグループ企業で通販事業を担当。
「プロショップ脇役商品.com」や「静岡まるごとネット通販」などの通販サイトを運営。
住所 〒417-0033
静岡県富士市島田町2丁目33-2
URL https://www.masg.co.jp/
https://shizuoka.marugoto.net/businessdeal.html

副業人材の活用背景

元々工業部品を取り扱う通販サイトを運営していましたが、新規で主に食品などを取り扱う通販事業を展開することになりました。ノウハウを得ようとコンサルタント会社やWEBの制作会社などを探していくなかで、副業・兼業人材を活用するのが面白いかもしれないと考え、支援を依頼しました。

取組内容

通販サイト運営の主体は当社。アドバイスや宿題をいただき、次の回で報告や課題の提出をするなど、毎月オンライン会議を実施しました。画面の見やすさ、アイコンの色使い、画像の大きさ、普段と違った視点からのアナリティクス分析、インスタグラムの運用方法など、様々な分野において専門家のきめ細かなコンサルティングを受けたうえで、サイトの改修を行いました。

活動成果

数字としては目に見える形で結果が出たわけではなく、じわじわ伸びているというのが現状です。
一緒に働いてすぐに成果が得られたというよりも、インスタグラムの効果的な運営の仕方やアナリティクス分析による数値の見方や活かし方など、さまざまなノウハウを学ぶことができたと実感しています。

【副業制度を活用した人へのインタビュー】

協働日本 協働プロ 郡司 弘明さん 埼玉県在住

副業の目的

2019年、当時勤務していた食品メーカーからベンチャー企業に出向する機会があり、様々な働き方や価値観に触れたことで、ずっと抱いていた「地元を元気にしたい」という思いのほかに、「日本の地域経済そのものに関わっていきたい」という新たな意欲が湧きました。
ここ数年間で、働き方として 2つの仕事のどちらかを選ぶのではなく、「両方の仕事をする」という選択ができる時代になってきたことも追い風となり、副業を始めました。

副業制度を活用した感想

脇役商品様が運営する EC サイト「静岡まるごとネット」のサイトリニューアルのご依頼を受け、協働日本に所属する副業人材とチームを結成し、WEB マーケティングやアクセス分析など様々な分野で伴走支援させていただきました。その結果、EC サイトのアクセス数の改善や商品単価の引き上げにつながっただけでなく、先方が試行錯誤を重ねていたビジネスプロセスの改善にも伴走し、様々なノウハウを提供することができたことで、中長期的な視点でもお役に立てたと感じています。
こうした副業人材との協働プロジェクトによって、自身の仕事とは異なる業種の方とやり取りをすることは貴重な体験になりました。間接的にも本業に生きる経験となったとともに、本業だけでは得ることのできない人脈が広がったと実感しています。

【学生の取材後記】

望月 陽向(常葉大学経営学部小豆川ゼミ)

副業・兼業人材を受け入れるメリットは、売上などの数字アップだけではないと感じました。普段関わることのできない業種の人と一緒に仕事をすることによって、異なる視点を取り入れたり、新しいノウハウの吸収によって他の事業でより円滑に事業を進めることができたりと、副業・兼業人材の活用は会社を成長させる一つの選択肢になり得るのではないかと考えました。

副業・兼業に興味のある方は、こちらまでお問い合わせください。

富士市副業・兼業プラットフォーム
(企業向け)https://wwork-fuji.jp/company/index.html
(ワーカー向け)https://wwork-fuji.jp/worker/index.html