富士市の仕事を富士市の人に 副業・兼業ワーカーと共にDX推進
カラハイ合同会社 富士事業所

  • Facebook
  • Twitter

ITツールの導入など企業のデジタル化を推進するサポートを行っている『カラハイ合同会社』。横浜市にある本店に加えてを富士市に事業所を設け、富士市の副業・兼業プロジェクトを活用しながら事業を進めています。昨年4月に横浜市から富士市へ家族で移住し、代表の紅林博文さんとともに事業を行っている、妻の紅林真理子さんにお話を聞きました。

カラハイ合同会社 紅林真理子さん

富士市の中小企業向けにデジタル化の推進を

メインで行っているのは、中小企業向けにITシステムの導入などのデジタル化を進める支援サービスです。例えば、これまでExcelを使って機械の管理や顧客情報の管理を行っていた企業で、膨大なデータをキントーンというシステムに入れ込んで、効率的にデータを管理したり確認したりできるようなデジタル化を行ってきました。手作業で入力や確認をしていた仕事を、ITシステムを使ってボタンひとつでできるような仕組みを作っています。ITシステムの導入に関しては、国や県の補助金制度などもあるので、補助金を活用して導入するという提案や補助金を利用する際のサポートなども行っています。

メインの業務に加えて、私は横浜市で、国内の貨物船などの船舶向けに通信端末の設置や設定をする事業も行っています。船の操縦を行うブリッジは狭いため、パソコンを置くこともなく、衛星電話を使って入港などの連絡をしたり、手書きの日報をFAXで送ったりしている船が多いのが現状です。最近はパソコンやメールの利用を推進する船も増えてきたので、ポケットWi-Fiの技術を活かして携帯電話の電波でインターネット環境を構築する業務のサポートを行っています。

富士市の副業・兼業プラットフォームを活用

横浜市以外に拠点を設けようと考えて、神奈川県内や静岡市なども検討していました。移住フェアなどで、いろいろなブースを見てきたんですが、富士市が一番意欲的に企業向けの誘致をしていたという印象があります。市の支援が手厚かったし、担当者の熱意も伝わってきたんですよね。高速道路を使って横浜市と行き来がしやすいという利点や新幹線の駅があるところなども、移住を決めたポイントになりました。

富士市が推進している、副業・兼業のワーカーさんと企業がマッチングできるプラットフォームは、移住する際にワーカーとして利用しませんか?と紹介していただいたんです。でも、逆に私たちの仕事をぜひお願いしたいと思って。船舶向けの通信端末の設置や設定をするときに、実際に利用しました。コンタクトをとったらすぐ来ていただけました。必要なときに必要なだけ仕事を依頼できるのはすごく助かります。横浜市で募集したときは、他の会社と比較されてしまってなかなか応募がこなかったり、募集期間の間にプロジェクトが始まってしまったりすることもありました。富士市では、市として副業・兼業のプラットフォームを運営してくれているので、どこにコンタクトをとっていいかが分かりやすいのがメリットだと感じています。

スポットで頼めるので利用しやすい

副業・兼業のプラットフォームを利用してみて、ワーカーさんの依頼実績が分かりやすいといいなと思いました。例えばデータ入力なら、どういう内容のデータ入力がどれくらいの時間でできるといった参考例があると、依頼する際に分かりやすいですね。今回、通信端末の設定作業を依頼したときは、設定する台数ごとの成果物単位で依頼をしたんですが、慣れている人なら時間単位で、慣れていない人なら成果物単位でなど、ワーカーさんの経験に合わせて依頼を変えることもできると思います。

副業や兼業の場合、別の仕事を持っているワーカーさんとの仕事なので、こちら側にここまでに仕上げて欲しいという期間があっても、ワーカーさんができない日などもありますよね。お互いの時間を有効に活用できるような柔軟な依頼ができると、副業・兼業のワーカーさんを活用しやすいと思います。例えば、日程や時間帯を指定して募集をすると、なかなかワーカーさんが集まらないかもしれません。こちらも午前中は会議が詰まっているとか、月曜は忙しいといったことがあっても、対応できないときにワーカーさんが来てしまったり、仕事がないときに手持ち無沙汰になってしまったりすることもありますよね。この期間のこの日以外でと希望を出して、その間にできるときに来てといった柔軟な募集の仕方をすると、ワーカーさんも集まりやすく、お互い柔軟に働けるかもしれません。スポットで頼めるのが、副業・兼業のワーカーさんの利点かなと思います。

富士市の仕事を富士市の人に

これからは富士市でも、企業向けにデジタル化を進めていくようなお手伝いができればと思っています。飲食店などのお店に、InstagramやFacebookを活用したSNSの運用やホームページの制作と更新のサポートなども行っていきたいです。

デジタル化の事業を実際に進めていくと、データ入力などですごくたくさんの作業が必要になるんです。もとのデータの手入力が間違っているなどの小さなミスで、システム化できない場合もあるので、まずはデータが揃っているか確認したりテストしたりといった手作業での仕事がたくさんあります。そういうときに副業や兼業のワーカーさんを利用していきたいなと。富士市の仕事を富士市の人にしてもらえるようにしていきたいですね。