【連載企画】富士市の副業・兼業人材活用の事例紹介 第5弾!

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常葉大学 経営学部 小豆川ゼミ(3年)は、富士市の副業・兼業人材の活用の取組について、「副業・兼業の利用を促進する機関・支援者」と「副業・兼業を活用・実施した企業・人材」について、インタビューを実施しました。

今回は、富士市における副業・兼業人材の活用を事例集にして発信します。
今回は事例紹介の第5弾(最終回)です。

【副業人材を活用した企業へのインタビュー】

ヤザキ工業株式会社 メディカル事業部
副業人材を活用して新たなノウハウを身につける

事業内容 アルミダイカスト金型の設計・製作・修繕・メンテナンス
医療機器の製造・販売 ベビー用品の開発販売(メディカル事業部)
住所 〒416-0909
静岡県富士市松岡17-3
URL https://www.yazaki-kogyo.com/medical/

副業人材の活用背景

創業以来、当社の金型事業部はBtoBの形態で売上を出していましたが、メディカル事業部の自社開発製品で初めてBtoCで販売することになったため、WEB販売の専門家を探していました。そんな中、富士信用金庫からクラウドソーシング大手のランサーズをご紹介いただき、自分たちに足りない部分を補い、かつこれからのノウハウにしてくため、副業・兼業人材の活用に踏み出しました。

取組内容

新商品に関するホームページ(ECサイト)の改修や企業広告などのコンサルティングをお願いしています。ホームページ改修では、アドバイスをもとにデザインや文章構成を行いました。さらに、インスタグラムの広告設定など、当社のPRを中心に取り組みを進めています。

活動成果

ECサイトへのリンククリック数が増え、広告やインフルエンサーの施策などにより売上向上につながりました。広告などのPR事業を進めていく上ですぐに相談できる人がいることは企業にとって有用です。情報ネットワークが進んだ現在、オンラインを活用しつつ技術を持った副業・兼業人材の活用は今後も進めていきたいと考えています。
コンサルティングの成果:ECサイト訪問数 約3,000件(2022年)→ 約15,000件(2023年)
(各年6~8月の3か月間で比較)

【副業制度を活用した人へのインタビュー】

フリーランス  藤本 美紀さん 東京都在住

副業の目的

かつて企業に勤めていましたが、子育てとフルタイムでの勤務は体力的にも精神的にもハードで、このまま両立ができるのだろうかという不安がありました。そこで働き方を見直そうと少しずつ副業を始めたところ依頼件数が増えていったため、最終的に本業を辞めてフリーランスのコンサルタントとして活動することになりました。

副業制度を活用した感想

本業が忙しくマーケティングに時間をとれない企業に、ノウハウを伝えながら企画の提案をしたり、分析ツールを使って売上改善策をレポーティングしたりするなどのコンサルティングをしています。フリーランスになって良かったのは、ライフスタイルにゆとりが持てるようになったことはもちろん、学んだことや修得したことはすべて自分の力になり、それが報酬として返ってくることを体感できることです。また、知識を提供することによって、売上アップにつながり、お客様の力になれたと実感できたときにやりがいを感じています。

【学生の取材後記】

鈴木 伶奈(常葉大学経営学部小豆川ゼミ)

今回、ヤザキ工業様とフリーランスとして働いているコンサルタントの藤本様をヒアリング調査し、それぞれの働き方が互いに刺激や利益をもたらし、効率化につながるということがわかりました。働き方改革に伴い、スキルを向上させることができる副業・兼業は、今後さらに社会で活用される可能性を秘めていると感じました。

副業・兼業に興味のある方は、こちらまでお問い合わせください。

富士市副業・兼業プラットフォーム
(企業向け)https://wwork-fuji.jp/company/index.html
(ワーカー向け)https://wwork-fuji.jp/worker/index.html